2024年2月3日(土)に福岡市のリファレンス キャナルシティ博多で、アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』に関するトークショーとサイン会が開催されました。
様々な角度から本作に関わられたクリエイター3人と司会進行の郡司 幹雄 エグゼクティブプロデューサーによるイベントの様子をお届けします。
マライ メントライン (ドイツ語監修)
マライ氏は「銀河の歴史展」の企画もされている『銀河英雄伝説』公式テーマカフェ「イゼルローンフォートレス」とはオープン時からご縁があり、「銀河英雄伝説 Die Neue These」での初仕事は同ダイニングカフェ関連の監修物だったとのこと。会員証から特典のコインに至るまで、細部に表記されたドイツ語の監修をご担当されたとのことです。
マライ氏は、ドイツ語監修をする上で「単なるドイツ語にするのはつまらない。中二病っぽさ(※)を程よく足さないといけない。」と考え、作品の雰囲気に合うワードを提案してきたとのことでした。トークショーでは、ジークフリード・キルヒアイスを中心に、名前の由来や元ネタなどが紹介されました。
古いドイツ語や、第一次世界大戦中のドイツの歴史など、実世界のことも大きく関わっていることがわかり、作品を深く楽しめるようになりました。
※ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが銀河帝国を設立し皇帝になった際、貴族たちに古ゲルマン風の名称を与えたため。
後藤 隆幸(総作画監督)&麻宮 騎亜(38話コンテ、版権イラスト担当)
後藤 隆幸 氏は作品の総作画監督を務められ、麻宮 騎亜 氏はアニメ第38話の絵コンテを担当されました。両者は自身が担当したイラストや作画を材料としながら、制作における技術的な側面も交えたトークを行いました。
後藤氏は「(キャラクターの)内なる声をできるだけ表現したい」と、担当された作画を例に、作画表現について語られました。「九州ってある意味、僕のもう一つの故郷。」と、九州とのご縁があるという麻宮氏は、過去担当された版権イラストや、銀河の歴史展の名古屋会場のサインシートなどを作成過程において工夫した点や、大変だった点を交えてご紹介されました。
2024年2月10日(土)~25日(日)の期間に、名古屋PARCO 西館6F・PARCO GALLERYにて「銀河の歴史展・名古屋」が開催中!こちらでもトークショーとサイン会が実施されます。お楽しみに!
⇒「銀河英雄伝説 Die Neue These 銀河の歴史展・名古屋」特設サイト